子宮頸がんは、SEXが好きな人がなる病気??

難波美智代です。

子宮頸がんで毎日約10人が亡くなっています。

 

ワタシが子宮頸がんになった、2009年10月頃は、病名さえよく知られていませんでした。2009年12月に日本ではじめて予防ワクチンが発売されてから名前が知られるようになったと記憶しています。だから、ブログで子宮頸がんのことをお伝えしたときに「実はワタシも子宮頸がんで子宮を摘出したけど、元気に過ごせています」とか「子宮がん検診にひっかかって、経過の観察中です」というたくさん女性たちの反響にはびっくり!!正直驚きました。

 

「こんなに身近な病気だったんだ」と。

 

このところの日本でいえば、ライフスタイルの変化から、結婚や出産の年齢があがり、子どもの数が減るなか、子宮頸がん、子宮内膜症子宮筋腫などの婦人科系疾患が増加しています。そして、少子高齢化や女性の活躍が国策として推進されるなか、特に子宮頸がんの増加は社会のおおきな問題にもなろうとしています。

 

・子宮頸がんは20~30歳代に増えている

・一年に約20000人が発症して、毎日10人ほどが亡くなっている。

・その原因のほとんどがSEXによるウイルス感染

・80%の女性が人生で一度は感染している

・たったひとりの性経験でも感染する可能性がある

・ワクチンを接種すればウイルスの約70%の感染は防ぐことができる

・感染してもすぐにはがんにならず、がん細胞に変化している状態を検診で見つけることができる

子宮頸がん征圧をめざす専門家会議指導者用パンフレットより一部改変)

 

いまでは「子宮子宮!」って、へっちゃらで言っているわけですが、ワタシでも最初は、言葉にすると気恥ずかしいというか・・女性として、どんなものなんだろうか(笑)と、すくなからず抵抗がありました。扱いづらい(デリケートな)問題だけに、誤解がおおくていやな想いもいっぱいしました。

 

SEXが好きなひとがなる病気でしょ?とか、とんでもないことを言ってこられる男性もいました。男性も関係あるのにね・・。はっきりいって間違ってますけど!

 

それゆえに、子宮の病気でただでさえ不安な女性たちが、ツラい気持ちを抱えたまま、誰にも相談できずに鬱々と過ごしているといいます。ちょうど、子宮頸がんで入院したことをニュースや雑誌で取り上げていただいたことがあって、ご相談のお電話やメールが殺到したことには、それを実感させられました。(術後まもない頃で、対応が充分でなかった方がいらしたら、ごめんなさい!)

 

気軽に「女性のからだ」を語り合う場面を増やしたい。強くつよくおもうのは、そんな経験からきているのかもしれません。

 

さて、アコヤ貝は、約10ヶ月かけて、美しく輝く真珠(Pearl)を育みます。女性のからだは、約10ヶ月と10日で、あたらしい奇跡のいのちを育みます。『Think Pearl(シンクパール)』では、女性の子宮をアコヤ貝になぞらえて、「子宮のことをかんがえよう!」というメッセージをこめて、子宮頸がんをはじめとする婦人科系疾患の予防啓発活動をしています。

 

女性たちが元気でシアワセに過ごせたら、未来がよい方向にむかっていくに違いない!と信じています。

 w/luv!mie

 

応援おねがいします!

難波美智代が代表をつとめるシンクパールは、「婦人科系疾患の予防啓発」を目的に設立された一般社団法人です。女性たちが「検診にいきやすい環境づくり」を、このブログとFacebookページを通じて考えていきたいと思います。活動にご賛同いただける方はぜひいいね!をお願いします。

36歳で子宮頸がんになりまして。

難波美智代です。

 

団塊ジュニア世代のワタシは、バブル時代最期の銀行人事部に入行。29歳で独立、起業。31歳で結婚、33歳で長男を出産。ざっくりいえば、そんな人生でした。

 

ところが、36歳の誕生日を目前にして、子宮頸がんであることが発覚!!自覚症状はありませんでした。きっかけは、たまたま受けた検診です。診断は、1期a1。初期の子宮頸がんのステージ。

 

「早期に発見できたので、ほぼ100%は完治します。さらに言えばいのちに別状はありません。子宮を摘出せずに、子宮の入り口を切ったり焼いたり・・という方法もあります。が、がん細胞の範囲が広くみうけられるので、手術をしてみないと、どのくらいがん細胞が身体に侵入しているかわかりません。」

 

というドクターの言葉。(・・あくまでも難波のアタマで変換されたキーワードです)生理の悩みもないし、婦人科系のトラブルは一切なかったワタシの頭のなかは、???でいっぱいでした。 

 

「なぜ?ワタシが??」

 

36歳にして『がん=死んでしまう』という先入観から、図らずも解放されたワタシは「幸いにも子どもはいるし、もし切ったり焼いたりしたあとにさらに子宮まで摘出するはめになったら、えらいこと!」と、判断し、子宮を全摘出することにきめました。

 

子宮頸がんのがん細胞は、進行が遅いので、手術は診断のおりた2009年10月から、3ヶ月後の2010年1月。 みえないオナカの中のがんを意識しながらの3ヶ月!痛くもかゆくも、なんともないのに・・

 

ワタシは本当にがん患者なんだろうか??

 

主治医のことばを鵜呑みにしていていいのかなあ?みえないオナカのなかはどういう状況なの?この先のリスクは?そもそも、子宮をとって女性でいられるの??も、もしかしてオナカに空洞ができちゃったりするの?そんな不安いっぱいのフシギな想いでした。わからないというのは、事実以上に人を不安にするものです。

 

さて。。 ほんとうに生きる道のうえでは、いろいろなことがあります。

 

(ワタシの場合は、さらに、会社解散、離婚、子どもと離ればなれになる人生を選んでいくわけですが・・)のほほんとしていると、「緊急事態」になってから、選択肢のすくないなかでジャッジしなくてはいけなくなります。もちろん、選択肢がまったくなくなる状況もあります。

 

男性にくらべて、女性は様々な場面において期限があり、選択できることが少なくなるのが世の常です。

 

正直、選択したいことでなければ少なくなろうが、まったくなくなろうが関係ないと思います。でも、ですよ・・「選ばない」と「選べない」との差はあまりにもおおきい。これから新しいパートナーと結婚して、子どもがほしかったとしてもワタシは妊娠することができません。(・・もちろん、妊娠するには年齢的に難しいかもしれませんが!)特にいま、婦人科系の疾患が若い世代にとっても増えています。

 

いつまでも働けて

いつでも結婚ができて

いつまでも出産ができて

いつでも子育てができる

 

わけでもなかったりするんですね。これが!でも、心配はいりません。必要のない不安をかかえないためにも「女性のからだ」の知識を身につけるのですから。 

w/luv!mie

 

応援おねがいします!

難波美智代が代表をつとめるシンクパールは、「婦人科系疾患の予防啓発」を目的に設立された一般社団法人です。女性たちが「検診にいきやすい環境づくり」を、このブログとFacebookページを通じて考えていきたいと思います。活動にご賛同いただける方はぜひいいね!をお願いします。

女性からだ会議はじめます

難波美智代です。

このブログのテーマは「女性のからだ」です。

 

なぜ、ブログをはじめたかといいますと、ワタシ自身女性のからだについて「わからないこと」や「ほんとにそうなの?」と思うことが多いからです。そして、ワタシがわからないということは、おそらく、みんなあまりわからないだろう。と思ったからです。

 

現在40歳。40年もこの身体につきあっているのにはっきりいって、わからないことだらけ。特に知らなくても生きてこれたのが今までだったわけですが、4年半前に「子宮頸がん」を患ってから、そうも言っていられなくなりました。

 

知らないことを知る作業は、とても知的で前向きなデキゴトです。ワタシの場合は、といえば知れば知るほど、ギョッとしました。「なんでこんなことも知らずにこれたんだろう!?笑」と。

 

・生理のこと

・性のこと

・病気のこと

・いのちを育むこと

・健康的に生きること

 

もちろん、生きてさえいれば自分次第でハッピーに過ごすことはいくらでもできます。でも、知っていれば、リスクも回避できたし、スマートに人生を選択していけたのではないか。とも思います。

 

だから、もっと、オープンで気軽に。でも、まじめに、女性のからだのことを語る機会をつくっていけたらいいなと思っています。このブログでは「女性のからだ」に関わる質問をなげかけて、交換日記のように展開していきます。

 

女性だけではなく、社会に参加するすべてのひとびとが「女性のからだのこと」を考える機会が増えたら、きっと、みらいが良い方向に動いていく!と信じています。

まずは、序章です。しばし、難波美智代のひとりからだ会議におつきあい下さい。

w/luv!mie

 

応援おねがいします!

難波美智代が代表をつとめるシンクパールは、「婦人科系疾患の予防啓発」を目的に設立された一般社団法人です。女性たちが「検診にいきやすい環境づくり」を、このブログとFacebookページを通じて考えていきたいと思います。活動にご賛同いただける方はぜひいいね!をお願いします。