36歳で子宮頸がんになりまして。

難波美智代です。

 

団塊ジュニア世代のワタシは、バブル時代最期の銀行人事部に入行。29歳で独立、起業。31歳で結婚、33歳で長男を出産。ざっくりいえば、そんな人生でした。

 

ところが、36歳の誕生日を目前にして、子宮頸がんであることが発覚!!自覚症状はありませんでした。きっかけは、たまたま受けた検診です。診断は、1期a1。初期の子宮頸がんのステージ。

 

「早期に発見できたので、ほぼ100%は完治します。さらに言えばいのちに別状はありません。子宮を摘出せずに、子宮の入り口を切ったり焼いたり・・という方法もあります。が、がん細胞の範囲が広くみうけられるので、手術をしてみないと、どのくらいがん細胞が身体に侵入しているかわかりません。」

 

というドクターの言葉。(・・あくまでも難波のアタマで変換されたキーワードです)生理の悩みもないし、婦人科系のトラブルは一切なかったワタシの頭のなかは、???でいっぱいでした。 

 

「なぜ?ワタシが??」

 

36歳にして『がん=死んでしまう』という先入観から、図らずも解放されたワタシは「幸いにも子どもはいるし、もし切ったり焼いたりしたあとにさらに子宮まで摘出するはめになったら、えらいこと!」と、判断し、子宮を全摘出することにきめました。

 

子宮頸がんのがん細胞は、進行が遅いので、手術は診断のおりた2009年10月から、3ヶ月後の2010年1月。 みえないオナカの中のがんを意識しながらの3ヶ月!痛くもかゆくも、なんともないのに・・

 

ワタシは本当にがん患者なんだろうか??

 

主治医のことばを鵜呑みにしていていいのかなあ?みえないオナカのなかはどういう状況なの?この先のリスクは?そもそも、子宮をとって女性でいられるの??も、もしかしてオナカに空洞ができちゃったりするの?そんな不安いっぱいのフシギな想いでした。わからないというのは、事実以上に人を不安にするものです。

 

さて。。 ほんとうに生きる道のうえでは、いろいろなことがあります。

 

(ワタシの場合は、さらに、会社解散、離婚、子どもと離ればなれになる人生を選んでいくわけですが・・)のほほんとしていると、「緊急事態」になってから、選択肢のすくないなかでジャッジしなくてはいけなくなります。もちろん、選択肢がまったくなくなる状況もあります。

 

男性にくらべて、女性は様々な場面において期限があり、選択できることが少なくなるのが世の常です。

 

正直、選択したいことでなければ少なくなろうが、まったくなくなろうが関係ないと思います。でも、ですよ・・「選ばない」と「選べない」との差はあまりにもおおきい。これから新しいパートナーと結婚して、子どもがほしかったとしてもワタシは妊娠することができません。(・・もちろん、妊娠するには年齢的に難しいかもしれませんが!)特にいま、婦人科系の疾患が若い世代にとっても増えています。

 

いつまでも働けて

いつでも結婚ができて

いつまでも出産ができて

いつでも子育てができる

 

わけでもなかったりするんですね。これが!でも、心配はいりません。必要のない不安をかかえないためにも「女性のからだ」の知識を身につけるのですから。 

w/luv!mie

 

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難波美智代が代表をつとめるシンクパールは、「婦人科系疾患の予防啓発」を目的に設立された一般社団法人です。女性たちが「検診にいきやすい環境づくり」を、このブログとFacebookページを通じて考えていきたいと思います。活動にご賛同いただける方はぜひいいね!をお願いします。