母へと変わっていく妻にぼくらはどう寄り添えばよいのか【日本愛妻家協会のばあい】

こんにちは、難波美智代です。

「愛してるよぉ!」叫ぶ男性たちをテレビの向こうでご覧になったことはありますか?

 

彼らは『日本愛妻家協会』といいます。ただ叫んでいるだけかと思いきや、とてもシンプルでとても人間らしい愛のあふれたコミュニケーションの秘訣を教えてくれます。精神衛生上の健康は、シアワセそのものです。

 

女性からだ会議では、女性目線だけではなく、ほどよい距離感で「女性の健康」を支え、シアワセをともに築く男性たちのメッセージもお伝えしていきます。

 

第一回目のお題は「母へと変わっていく妻にぼくらはどう寄り添えばよいのか」。ライターは、日本愛妻家協会の小菅隆太さんです。ワタシのようにわかっていてもなかなか実践できない!みなさまはぜひメモをご用意のうえ熟読を(笑)。

 

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はじめまして。日本愛妻家協会主任調査員の小菅と申します。

 

┃日本愛妻家協会とは┃

http://www.aisaika.org/

「妻という最も身近な赤の他人を大切にする人が増えると、世界はもう少し豊かで平和になるかもしれないね」

 

そんなスローガンを掲げて活動している日本愛妻家協会は、その団体名のインパクトから、「愛妻家が仕事帰りに夜な夜な集まって、自らの愛妻自慢を披露する団体」

と気味悪がられておりますが、そうではありません。

 

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(夫婦の愛情持久力向上集中キャンペーン 2010年)

 

世界では当たり前だけど、日本ではきわめて稀有で、希少性の高い「愛妻家」という絶滅危惧種を、当団体では、職場から早く帰宅させたり、辺境地で愛を叫ばせたり、ハグを強要したりすることで、全国各地であぶり出し、保護育成することをミッションとし、日本の未来のために夫婦温暖化を推奨している、真面目にふざけた団体が日本愛妻家協会の実体、であります(笑)

 

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(社会現象化した「キャベツ畑の中心で妻に愛を叫ぶ」通称キャベチュー)

 

┃駄目旦那ですけど、なにか?┃

さてさて。

今回「母へと変わっていく妻にぼくらはどう寄り添えばよいのか」をお題として意見を求められましたゆえ、徒然なるままに自身の経験を書き連ねたいと思います。

 

私の場合、地域コミュニティや、旧友の仲間内では、私が結婚も、妊娠出産育児も「一番最初」でした。そのため、夫婦がどう変化していくのか、や、どういう問題にぶつかるのか、などは、それこそ自分の親世代から「いろいろあるよ」と漠然と言われるくらいで、例えば「妻は子どもを産むと急に母性が強くなるよ」などの個別具体的なアドバイスをしてくれる、ロールモデルなどは存在していませんでした。

 

そのため、起こる事起こる事が同世代間、友人間では誰も経験したことが無い事ばかりで、今考えると本当にちょっとしたことなのに、解決の糸口が見えず、夫婦の良好な関係構築に苦慮した事例などなど、今振り返ると枚挙に暇がありません。

 

そんな経験を通して思うことは、結婚前も結婚後も、それがたとえ妊娠前でも妊娠中でも出産後でも、同じ屋根の下で生活するパートナーである妻とは、

 

「常にコミュニケーションを密にしておけばよかった」

…ということです。

残念ながら、私はこれを怠っていたため、妊娠出産育児を通して、夫婦関係は最悪の状態に陥り、私の不徳といたすところで、妻子にストレス負荷をかけ、何度も家を出て行かれそうになりました。

 

当時は、それがなぜ繰り返し起こるのか、も全く理解していなかったように思います。

 

┃難しく考えず「聴く(聞く)、話す」を大切に┃

今回のお題の前提は、「“妻”から“母”になってしまう」こと、そのものに対する畏怖の念が垣間見えます。

 

何も知らないと確かに色々恐れてしまいますよね。

 

私が結婚11年目を迎え、夫婦、ひいては家族がとても円満で、楽しく生活しているポイントは、徐々にではありますが、この「夫婦間コミュニケーション」で、「聴く(聞く)、話す」を習慣化出来たことが、極めて大きかったと思います。

 

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(ドイツとルクセンブルクで迎えた結婚10周年 2013年秋)

 

前述の通り、前例なきまま我流で夫婦をしてきた私たちにとっては、何事も自分たちで解決しなくてはならない環境がありました。

 

その環境下で、自分たちから口を閉ざし、距離を置いたことで、コミュニケーションをはかることが出来なくなり、互いが互いを傷つけあってきたように思います。

 

これから結婚、妊娠出産育児を経験されるカップルには、先輩夫婦としてシンプルに

この「聴く(聞く)、話す」の重要性を伝えていければいいなぁと、今にしてやっと思います。

 

┃ワイフコンシャススタイルを楽しむ「愛妻家テミル原則」┃

恋人から妻に、妻から母に、いろいろ変化するパートナー。裏を返せばカウンターパートである私たち男性も、恋人から夫に、そして父に変化していくんですよね。

 

そんな「お互い様な関係」を、お互いが思いやりをもって、対話を増やしていくことを意識していけば、自ずと皆さんらしいサスティナブルモデルがきっと築かれると思います。


今まさに、試行錯誤をされているみなさんには、下記日本愛妻家協会の「テミル原則」をご紹介して、何かのヒントにしていただければ幸いです。

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(日本愛妻家協会「テミル原則」)

 

① 『やってみる 妻が喜ぶ家事ひとつ』

「やってやる!」ではなく主体的にやってみる、というのがキーになっています。また、家事全般を請け負うのではなく、まずはなにかひとつ、としてハードルを下げているのがポイントです。

 

② 『出してみる 気づいた時の感謝の言葉』

なかなか夫婦は「ありがとう!」その一言が言えません。いつも一緒にいるからこその「ありがとう」の思いやりが発信できると、とても素敵ですね。

 

③ 『聞いてみる 世間話と今日の出来事』

母になると、それこそ乳幼児のタイミングは妻は子育てにかかりっきりになります。良く妻から「たいしたことではないの。ただ大人と話したいだけなのよ」と言われました。聞いてあげるのではなく、「聞いてみる」。意外と世間話や今日の出来事には男性のライフスタイルをより良くするヒントが隠されているものです。楽しんで聞いてみましょう。

 

④ 『捨ててみる ミエテレタテマエセケンテー』

社会は「見栄と照れと建前と世間体が交錯する」環境ですよね(笑)。夫婦温暖化には、そんないろいろな重たいかんじのものを脱ぎ捨てることが肝要です。玄関のドアを開けたら、靴を脱ぎ捨てた後、思い切ってミエテレタテマエセケンテーもそっと脱ぎ捨ててみましょう。きっとそんなあなたの姿をみて、母である妻も心のつっかえを吐露してくれることでしょう。

 

⑤ 『なってみる 恋したころの触れ合う気持ち』

特に子育て時は、夫婦ともに子供とのふれあいに集中しすぎて、互いの触れ合いをないがしろにしがちです。未来のために、お互いの気持ちを常に盛り上げていくことが、ひいては良好な子育てにつながったり、子どもが独立した後のこころ豊かなライフスタイルが切り拓かれます。

 

みなさんの素敵な夫婦関係構築に、少しでもお役にたてたら嬉しいです。

 ではではひとまず。

日本愛妻家協会 主任調査員 小菅隆太拝

 

ポップなコミュニケーションから築く信頼関係が未来のシアワセをつくります。

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難波美智代が代表をつとめるシンクパールは、「婦人科系疾患の予防啓発」を目的に設立された一般社団法人です。女性たちが「検診にいきやすい環境づくり」を、このブログとFacebookページを通じて考えていきたいと思います。活動にご賛同いただける方はぜひいいね!をお願いします。