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「がんであると分かると怖いから」検診を受けない日本人

難波美智代です。

がん検診をうけない理由の第一位は『受ける時間がないから』です。

はっきり言って、がんになった際の時間のロスを考えれば、受診の時間はたいしたことはありません。

 

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(「がん対策に関する世論調査 -内閣府」より)

 

これは、平成25年1月に内閣府が発表した調査で、すべてのがん検診が対象で、20歳以上の男女あわせての母集団が1883人によるものです。しかしながら、これまで5年間、婦人科系疾患の予防啓発活動のなかで、子宮頸がん検診に関するヒアリングとあまりにもリンクするので、引用します。

 

特に、第二位の『がんであると分かると怖いから』、第四位の『健康状態に自信があり、必要性を感じないから』、第七位の『検査に伴う苦痛に不安があるから』は本当によく聞く理由です。そこで、ひとつひとつ経験上の見解を加えてみようと思います。

 

◎ 第二位『がんであると分かると怖いから』

だからこそ行く必要があるはずなのですよね!それぞれの環境やタイミングなど、様々な理由はあると思います。例えば、いま手がけている仕事が一段落したら、結婚式が落ち着いてから、子どもの夏休みが終わったら・・などなど。すべて、ご本人不在の状況が喜ばしくないタイミングだと理解します。でも、だからこそ!なのです。

 

以前、モデルの冨永愛さんとトークショーをしたことがあります。世界で活躍するトップモデルの彼女は、プロ意識としてチャンスを与えてもらっている大切な機会に穴をあけないためにも、最高のコンデションで成果を出すためにも、ひとり息子のためにも、そして大切な自分のためにも、必ず年に1回の検診で身体のチェックとメンテナンスをしているとおっしゃっていました。

 

たしかに彼女は類希なるスーパースターですが、彼女でなくとも、みんな大切な役割を日々になっているはず。怖いと思うべきは、自分が不在の状況をつくる可能性があること、そして、それに伴う身体的、社会的かつ経済的負担です。

ですから、思い立ったが吉日です。いますぐ検診予約をいれることをオススメします!!

 

◎ 第四位『健康状態に自信があり、必要性を感じないから』

これは、過去のワタシが猛烈に賛同する理由です(笑)。比較的ポジティブに分類されるワタシは、出産以外の入院経験もなく、風邪もほとんどひかず、婦人科系の悩みはさることながらインフルエンザになった記憶さえないくらいな健康優良な状態でした。それでも子宮頸がんになったのです。

 

毎日、ほがらかに過ごせていればそれが最高の健康だと、たしかに思います。でも、素人では判断しずらい病気のサインもあるものです。子宮頸がんを罹患した当初、難波の健康状況をよく知る知人たちはこぞって検診を受けに行きました。なぜなら「難波さんがなるくらいなら、自分にもリスクがあるかもしれない・・」と思ったそうです(笑)。

そうです!みなさん、根拠のない自信はいますぐ捨てましょう。

 

◎ 第七位『検査に伴う苦痛に不安があるから』

女性たちにとって、婦人科検診でパートナー以外に下半身をあらわにすることがどれだけの心理的な抵抗を伴うか・・とてもとても理解ができます。ですから「女性のドクターがいい!」という声を多く聞きます。勿論ドクターにとってみれば性別云々ではなく患者として対処しているだけの問題で、まったく関係ないとは思いますが、抵抗があるものはあるのだ!という心情も納得します。

 

ただ、一般的に「医師=男性」という先入観があるように思われますが、実際のところ25~40歳の女性ドクターの割合は約50%です。知らなかったり調べたりしないだけで、結構いらっしゃるのですよね。

 

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厚生労働省「医師・歯科医師・薬剤師調査」平成22年より)

検診は、問診も含め10分程度で終了します。かつ、一回受診をしてみると「あ!こんなものなのだ」という受診前の不安を払拭するようなご意見やも多く寄せられています。はじめての検診ハードルを超えるためにも、まずはお友達同士やご家族と一緒でもトライしてみることからはじめてはいかがでしょうか?

 

不安は最小限に!

専門家によるチェックとメンテナンスが習慣化する日本であることを願います。

w/luvmie

応援おねがいします!

難波美智代が代表をつとめるシンクパールは、「婦人科系疾患の予防啓発」を目的に設立された一般社団法人です。女性たちが「検診にいきやすい環境づくり」を、このブログとFacebookページを通じて考えていきたいと思います。活動にご賛同いただける方はぜひいいね!をお願いします。