24.5%!検診に行かない日本の女性

難波美智代です。

子宮頸がん検診率はOECD諸国のなかで最下位です。

 

OECD経済協力開発機構)は、34ヶ国の先進国が、経済成長、貿易自由化、途上国支援に貢献することを目的とした組織。そのほとんどの国が70~80%の検診受診率ですくなくとも60%以上はあるといいます。

 

日本の検診受診率は、24.5%です。

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厚生労働省:平成25年度

低い日本の検診受診率|がん検診受診率50%達成に向けた集中キャンペーン

より)

 

これって、どういう意味なんだろう・・。が、最初に聞いたときの感想です。日本人の価値観とか、医療の発展や医療費サポートのおかげとか、おそらくいろんな事情があり意外と妥当な数値なのかもしれないなあって。でも、先進国で最下位って、かっこ悪いなあって、ぼんやり考えていたわけです。でも

 

◎ 検診受診率が100%になった場合、子宮頸がんで亡くなる人が70%減る

◎ 子宮頸がんが増えている最大の理由は「検診にいかなくなったから」

 

と、いうではありませんか!つまりは、検診にいく必要があるのに、行けていない。みんな行っていないから「行かなくてよいもの」ではない!というものでした。翻って、自分のことを考えると、子宮頸がん検診は、妊娠中に受診したのが最後。がんがみつかった2009年は、息子が3歳半になっていたので、ほぼ4年は検診を受けていなかったということになります。その間にがんに侵されていました。もっと早くに行っていれば・・。

 

「受診していなかった」「受診できなかった」どちらだろう?

 

2001年の起業以来、イベントの企画やPRに携わることも多く、モデルやタレントとして美を仕事にしている女性たちに接しています。彼女たちは毎日「美しく在ること」「健やかであること」を考えています。また、男女に関わらず事業家やアスリートに接することも多くあります。彼らはその責任のもと、日々「最高のコンディションを保つこと」を心がけています。

 

ワタシはといえば、家事をすること、子育てすること、仕事をすること・・たくさんのタスクのなかで、自分のことは一番最後でした。それがなんとなく、先進国のなかで最下位の日本にかさなって、ハッとしました。自分がいなくなったら、家事は誰がやる?子育ては誰がやる?仕事は誰がやる?

 

自分を大切にすることは、まわりをシアワセにすることだとも思います。

 

検診にいくことって、ほんの少しの時間、ほんの少しのお金を費やすだけのことだったのになあ、と今となっては思うんですよね。でも、それは、女性だけが取り組むべきことではなくって、みんながチカラをあわせて「検診に行かせてあげる」ってことも必要です。そして、なぜ「検診に行く必要があるのか」を知ることも大切です。

 

たとえば、お誕生日にうまれてきてくれて「ありがとう」と、無事に歳をかさねられて「ありがとう」のキモチをこめて、検診に行く日にもしてみるとかね。できたら、なんてスマートなんだろう!そんなことも考えております。

 

きょうも元気いっぱいシアワセで在りますように。

 w/luv!mie

 

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難波美智代が代表をつとめるシンクパールは、「婦人科系疾患の予防啓発」を目的に設立された一般社団法人です。女性たちが「検診にいきやすい環境づくり」を、このブログとFacebookページを通じて考えていきたいと思います。活動にご賛同いただける方はぜひいいね!をお願いします。